西和賀の雪解け水が造る「恵みの一杯」 にしわが通信 Vol.17
こんにちは!にしわがチョイスです。
トイレットペーパーが店頭から消えたと話題になっていますが
西和賀ではひと昔前まで、紙の代わりに植物の葉っぱを使っていたそうです。
この時代にその知識が役に立つ日が来るとは思っていませんでしたが
知っていれば少しだけ安心、かもしれませんね…?
┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸
目次
1. 湯田牛乳が美味しいヒミツ
2. 銀河高原ビール今月末で製造終了
3. にしわが時間 <早咲きの福寿草>
┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰
(2020年3月3日の日没)
1. 湯田牛乳が美味しいヒミツ
岩手は比較的規模が小さい酪農家の多い土地柄です。乳製品好きとしては、スーパーや産直に行くとつい地域の牛乳やヨーグルトコーナーをチェックしてしまいます。牛乳の生産量では北海道に遠く及びませんが、味では岩手も負けていません。生産者の想いがこもった、美味しい商品が多いように感じます。
さて、美味しい牛乳の条件とは何でしょうか?
こたえはシンプルで、
・牛が良い餌を食べ、清らかな水を飲み、ストレスフリーな環境で良質な生乳を出すこと(酪農家さんの努力)
・牛乳の鮮度が良い=しぼってから加工までの時間が短いこと(地元密着の乳業メーカー)
・素材の味を殺さない殺菌方法(低温でゆっくり殺菌)
湯田牛乳は、自然豊かな西和賀と近隣の金ヶ崎・花巻地域の生乳だけを使い、しぼってから24時間以内に低温殺菌でパック詰めしています。飲めばほんのり甘くて、後味すっきり。ごくごく飲めてしまいます。
美味しい牛乳さえあれば、ミルクプリンや牛乳寒天などのお菓子が簡単に作れちゃいます。春休みに、手作りデザートなんていかがでしょう?
また、グラタンやシチューなどのお子様が大好きなメニューもこだわりの牛乳で一味アップ!牛乳は栄養価も高いので、栄養バランスもばっちりです。
ちなみに、最近知り合った酪農家さんのおすすめメニューは、ミルク味噌汁(!?)でした。なんと、いつものお味噌汁に牛乳を入れるだけ!(水の代わりに全部牛乳でもOKです)。まろやかでコクがあって、スープ感覚のお味噌汁になります。ぜひお試しください。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
2. 銀河高原ビール今月末で製造終了
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今年3月で、銀河高原ビールの沢内工場は25年の歴史に幕を下ろします。今後は長野県の工場での製造となります。
小麦のビールのレシピはこれからも銀河高原ビール製造に生かされると思いますが、どうしても引き継げないのが「水」。
実は、銀河高原ビールの製造方法には、西和賀の雪解け水が相性抜群だったそうです。
西和賀の雪解け水から生まれた本場ドイツ風ビール。
最後に、もういっぱい、いかがですか?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
3. にしわが時間
ーーーーーーーーーーーーーーーー
四季の移ろいや町中の変化、自然とともに生きる暮らしの時間感覚など、西和賀の「ひととき」を切り取ってご紹介するコーナーです。
<早咲きの福寿草>
一足早いどころか、1ヶ月早く西和賀の福寿草が咲きました。
ふきのとうや水芭蕉も顔を出し、すっかり春の雰囲気です。
例年ならば、残雪の中で黄色く光る福寿草に感動もひとしおなのですが、
今年は、冬の厳しさがなかった分、春の訪れも生ぬるく感じます。
今回ご紹介した「牛乳」も「ビール」も、名産の「ワラビ」も、見えないところで大事なのは「水」。
西和賀の雪解け水が西和賀の食材を美味しくしているといっても過言ではないのかも。雪が少ない今年は十分な雪解け水があるのだろうかと不安になってしまいます。
ウイルスも怖いですが、気候の変化が我々の暮らしにどんな影響を与えるのか。
自然の恩恵を受けているからこそ、恩返しを込めて私たちにできることはないだろうか。そんなことを考えさせられるこの頃です。