2019/10/24 Posted by
にしわがチョイス

障がい者支援施設応援 × 耕作放棄地ストップ! にしわが通信vol.4

こんにちは!にしわがチョイスです。

西和賀町も、ようやく山が色づきはじめました。赤、橙、黄、緑といろんな樹木の紅葉の饗宴が見事で、訪れた方からも「西和賀の紅葉は綺麗ね」とよく言われます。

折しも、今秋は錦秋湖が10年に一度の満水。この機会を逃さず、湯田ダムの放流&ライトアップや、ボートに乗って紅葉を楽しむイベントなど、冬が来る前の短い秋を満喫しにきてください!

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 目次
 1. 「給食の牛乳の方が美味しい!」と評判の湯田牛乳
 2. 障がい者支援施設応援×耕作放棄地の増加をストップしたい!
 3. にしわが時間 —“白い虹”を見てみたい!
 4. 返礼品レポートを募集しています!
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(鱒色の抜けた巨大マスタケ)

1. 「給食の牛乳の方が美味しい!」と評判の湯田牛乳

にしわが通信ライターの瀬川です。
牛乳について、どうしても語りたくて出しゃばってきました。

たかが牛乳、スーパーの特売品、とは言わないでください(涙)。
飲み比べると、実に個性があるのです。

例えば、
“トップにガツンとコクがあって、中間から後口は爽やか”
“最初から最後までボディに厚みがあって、滋味を感じる”
という風に、じっくり味わえば、ワインみたいにその違いを感じられるんです。

こんなオトナぶった分析はしなくても、違いのわかるのが舌の敏感な子どもたち。

「給食の牛乳の方が、家の牛乳より美味しい」とは、湯田牛乳が給食で提供されている学校のお子さんの言葉だそうです。

湯田牛乳とは、西和賀周辺地域の酪農家から集めた生乳でつくった牛乳です。

そのこだわりは

①《生乳の鮮度》
②《なるべく生乳本来の味わいを生かす製法》

……当たり前のように聞こえますか?
でも実は、この“2つの条件を満たす牛乳は決して多くない”んです。

①《生乳の鮮度》
生乳をしぼってから加工してパック詰めするまでの時間は、鮮度に直結します。
特に「厚子」シリーズでは集乳からパック詰めまで【24時間以内】。
北海道など広大な土地では集乳から加工まで3日くらいかかることもあるので、24時間以内は、めちゃめちゃ早い!です。
これ、地域密着型メーカーならではの強みです。

②《生乳本来の味わいを生かす製法》
高温殺菌、低温殺菌って聞いたことありますか?
多くの牛乳は130℃2秒間などの“超高温殺菌”です。

賞味期限が長くなって流通させやすいのですが、高温によりたんぱく質が変性し、本来の生乳の味から変わってしまいます(多くの人にとっては飲み慣れた味とも言えますが、牛乳が苦手な方はこの加熱臭が原因という場合もあります)。

湯田牛乳は商品によりますが63℃〜75℃の間で殺菌するため、より生乳の味わいに近い仕上がりです。
このときに、鮮度が良くて美味しいという素材の良さが生きてくるんですね!

もちろん美味しさの感覚は人それぞれ。
低温殺菌を飲み慣れてない場合、「うすい」という印象をもたれる場合もあります。でも飲んでいるうちに、じわじわと広がる甘みが、本当に美味しいと私は思います。

後口がスッキリしているのも特徴の一つで、人肌に温めると甘みが増します。

もっと言えば、殺菌温度だけでなく、生乳に含まれる脂肪分を均一にする(ホモジナイズといいます)かしないか、によっても味が変わります。

脂肪分を均一にしない(ノンホモジナイズ)では、乳脂肪の分子一つひとつが大きいので、口に含んだときに【生クリームのようなコク】を感じやすいといいます。

さて、ここまで読んでくださったら、ぜひ、
ご自身の舌で牛乳の味の違いをお確かめいただきたく、
湯田牛乳 みるくぼーやのおすすめ定期便をご紹介します。

関東では入手しづらい〈厚子(65℃30分間)〉、〈厚子 ノンホモジナイズ(63℃30分間)〉、〈湯田牛乳(75℃15秒間)〉の飲み比べをぜひお試しください。

牛乳の話ばかりしてしまいましたが、良い素材から作られたヨーグルトやプリンが美味しいのは言わずもがな。もっちりした〈プレミアム湯田ヨーグルト〉、本格的な〈ga・raギリシャヨーグルト〉も、おすすめです。

そして、願わくば、数十円の違いで特売牛乳を買うのではなく、地域の酪農家と寄り添う、まじめな乳業メーカーを飲んで応援するということがもっと広がりますように。

2. 障がい者支援施設応援×耕作放棄地の増加をストップしたい!

10月から新しく登録された返礼品「大野集落の米」は、障がい者支援施設のワークステーション湯田・沢内さんからお届けします。

今回は、「ワークステーション湯田・沢内」(通称ワークステーション)と返礼品のお米をご紹介させていただきます。

ワークステーションは、西和賀町大野地区にある社会福祉法人潤沢会が運営する障がい者支援施設です。多機能型事業所として、自立訓練(生活訓練)・就労継続支援(B型)・生活介護をしています。

施設を訪れると、利用者の方が挨拶をしてくださったり、顔を覚えてくれていて「あれ、会ったことあるね〜」と、声をかけてくれます。とてものびのびとしていて、素敵だなと思います。

返礼品としてお米を出荷することで発生する発送作業代をワークステーションの利用者さんの工賃につなげようと企画されたのが返礼品「大野集落の米」です。

お米は、ワークステーションがある大野集落で、耕作放棄されそうな土地を預かり農業を運営する「大野営農組合」が作ったお米です。

「食が、安全・安心であるのは当たり前。農薬を極力使わずに栽培している」と大野営農組合さん。

お米の他に、そば・大豆等の栽培や、地鶏 南部かしわの飼育も行なっています。また、ビオトープづくり等、地域の環境保全にも取り組んでいます。

(大野地区のみなさん)

長くなってしまいそうなので、ワークステーションさん、大野営農組合さん、それぞれの詳しいことはまた改めてお伝えできたらと考えております。

ちなみに、10kg×2セットにはジャムがおまけでつきます!

白米:いちごジャム
玄米:ブルーベリージャム

どちらも、ワークステーションの利用者の方が作られたものです。

実は、この記事を書いている私も大野集落の住民です。
昨年の7月に、大野集落のみなさんに惹かれて、東京から移住してきました。

「大野集落が好き」と言って、首都圏等から遊びに来てくれる方も多いです。きっと、みんなにとっての「ふるさと」なのかな、と。そんな魅力のある場所が、これからもあり続けてほしい、そう願っています。

(大野在住・地域おこし協力隊 門馬由佳)

3. にしわが時間

四季の移ろいや町中の変化、自然とともに生きる暮らしの時間感覚など、西和賀の「ひととき」を切り取ってご紹介するコーナーです

この写真、何を映しているかわかりますか?

答えは、“白い虹(霧虹)”です。

錦秋湖では、霧が立ち込めた朝、太陽を背に、時々、みられることがあるそうです。
尾瀬や長野でも出現することがあるとか。

西和賀の春と秋は、昼間と夜の寒暖差が激しく、霧の出る朝が多いのです。
なので、朝起きたらまず窓を開けて、霧が出ているか確認。
条件が良さそうだったら、白い虹が見えたというスポットに行ってみるのが
最近の楽しみです。

一度でいいから、白い虹が見てみたい!

(川尻在住・瀬川)

更新日:2021/08/19