2020/02/20 Posted by
にしわがチョイス

吹雪の中に現れる 幻の工房を訪ねてみた・・にしわが通信 Vol.16

こんにちは!にしわがチョイスです。
2月8日の雪あかりイベントは奇跡的に降った雪のおかげで
無事に開催することができました〜。

雪が3日間降れば雪あかりが出来るなんて、さすが豪雪地帯。
創作活動にも例年以上に(?)気合いが感じられました。

雪が多いと除雪が大変と思われるかもしれませんが、
除雪も雇用を生むので、仕事のない冬はもっと大変…。

気候の変化が暮らしにもたらす影響を考えさせられる冬でした。

春は、もう目の前です。

┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸┸
 目次
1. 冬の手仕事、芸術的なあけび蔓のカゴ
2. 銀河高原ビール商品ラインナップの変更について
3. にしわが時間 <幻の雪納豆に挑戦!>

┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰


(廻戸小屋 光の春)

1. 冬の手仕事 芸術的なあけび蔓の籠(かご)

西和賀町を南北に走る県道1号線をずっと北に登っていくと、雫石町に抜ける手前に「若畑」という地区があります。
豪雪地帯では冬期休業するお店はめずらしくありませんが、ここ若畑には、冬期だけ開業するあけび蔓細工の工房があります。

今週、あけび蔓の籠をつくっている「若畑創作館」にお邪魔してきました。

ちょうど朝から雪が降り、ときどき吹雪いて目の前が真っ白になりながら
なんとか創作館にたどり着くと、部屋の真ん中にあるストーブを囲んで、4人がせっせと手を動かしていました。

「沢内の2月だね」。窓の外の雪を気にかけながら、細く割いたくるみの皮をなめしていたのは、御年89歳になる一番のベテランさん。靴下を片方だけしか履いてなくて、なぜだろう?と思ったら、片足で蔓を抑える必要があるからなのでした。


(創作館にて。取材日とは別の日に撮影)

私も、藤の素材で少しだけ編み方にチャレンジさせていただきましたが、これが案外難しい。
きっちりと蔓を編むには、蔓をぎゅっと抑えたり、引っ張ったりする力が必要なのです。
蔓を自在に操るのは、熟練した職人技なのだと実感しました。


(編み始めが肝心)

カゴを編むのには2、3日かかるそうですが、材料の調達から考えれば、実際は何ヶ月もかかっています。
秋に山に入ってあけびやぶどう、くるみの蔓を集めて、太さごとに仕分けしたり、細く割いてなめしたりして整え、ようやく編むための材料ができます。

雪でどこにも行けないからこそ、冬の手仕事が根付いた旧沢内村。
西和賀町に移住してきた若い女性たちは、蔓細工に興味津々なので、ここから新しい伝統が始まるといいな!と期待しています。


(自然のグラデーションが美しいあけび蔓のカバン)

[sc_Linkcard]
[sc_Linkcard]
[sc_Linkcard]

2. 銀河高原ビール商品ラインナップの変更について

以前よりご案内しておりますように、今年3月の生産分までで、西和賀産の銀河高原ビールは終了となります。

それに伴い、商品ラインナップも見直されることとなりました。

まず、主力商品の小麦のビール(ヴァイツェン)は、長野での生産継続が決定したようです。
そして、それ以外の商品は、この春で製造販売が終了することが決定しました。

(いずれにしても西和賀産のビールは3月生産分までです)

参考:銀河高原ビールからのお知らせ

ふくよかな味わいの小麦のビールももちろん美味しいのですが、
ちょっぴりビターな英国風のペールエールやカラメルっぽい香りのヴァイツェンボック、季節限定品のそよ風のケルシュ、思わず「おかわり!」と言いたくなる椀子ビールなど、
多彩なラインナップをその日の気分で楽しむのが贅沢なことだったんだなーと、今になってしみじみ感じます。なんだか、急にさみしくなりますね。

さて、いまならまだペールエールと椀子ビールは注文可能です。
消費期限は半年以上あるので、ぜひ買いだめして長〜くお楽しみください(笑)
小麦のビールもお忘れなく!

[sc_Linkcard]
[sc_Linkcard]
[sc_Linkcard]

3. にしわが時間

四季の移ろいや町中の変化、自然とともに生きる暮らしの時間感覚など、西和賀の「ひととき」を切り取ってご紹介するコーナーです。

<幻の雪納豆に挑戦!>
西和賀の食文化の一つに、雪下で発酵させる雪納豆があるのはご存知でしょうか。

通常納豆菌の発酵に最適な温度は40度前後と言われています。雪には、確かに温度を一定に保つチカラがありますが、それでも温度は0度で安定します。
一体どうして雪下で納豆ができるの??

これは、やってみるしかないでしょう!

去る2月5日に、いろいろな方法で納豆をつくっている料理人の方を呼んで、雪納豆づくりに挑戦しました。
西和賀の農家の方に譲っていただいた稲わらで「わらづと」をつくり、秋に集めておいたホウノキの葉っぱと近所の方が育てた大豆でオール西和賀産にこだわります。

煮た大豆を熱いうちに朴葉でくるんでわらづとに詰め、まとめてムシロで包み、大急ぎで雪下へ。
まずは2日間そのまま置いてみました。


(真ん中の棒の下に納豆が埋まっています)

わらに煮大豆を包むときに、納豆を混ぜたものと混ぜないものの2種類をつくっていました。
2日後に取り出すと、納豆を混ぜない(煮大豆のみ)は変化が感じられませんでしたが、納豆を混ぜた方は、納豆菌がまわっている感じがしたので、雪の中に埋め戻してさらに一週間待ちました。

一週間後。

「あ、粘ってる!」

市販の納豆のような糸引きではありませんが、ちゃんと納豆っぽい香りと味わいがしました。
でもとてもあっさりしています。

熟成時間をもっと長くしたらどうなるか?
雪下納豆に適した納豆菌(寒さに強い)が手に入らないか?
もっと美味しくするには?

など、来年以降の課題も考えつつ…
第一回チャレンジとしては、まずまずの結果になりました。

  • この記事をシェアする
  • B!
更新日:2021/03/27