銀河高原ビール、西和賀での生産終了 にしわが通信 vol.11
こんにちは!にしわがチョイスです。
先週は、銀河高原ビール「西和賀での製造終了」の
ニュースに激震が走りました。
地元が誇る地ビールブランドだったたけに
生産移転という今回の決断は残念です。
さて、今年もあとわずか、
やり残したことはありませんか?
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目次
1. 西和賀産 銀河高原ビールよ、さようなら!
2. どのフルーツがお好き?
3. ご寄附の使い道
4. にしわが時間
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(ユキノシタ〈エノキタケ〉)猫の横顔のようにも見える…
1. 西和賀産 銀河高原ビールよ、さようなら!
秋にヴァイツェン終売をお知らせしたばかりですが
今年度3月末をもって西和賀沢内での製造が終了となりました。
(銀河高原ビールからのお知らせ)
銀河高原ビールは、
1996年に町おこしとして始まった事業で
地ビールブームにも乗り
紆余曲折を経ながらも
みなさまのご支援のおかげで
ここまで継続してくることができました。
和賀岳の伏流水が銀河高原ビールの醸造に
ぴったりだったなんていう開発秘話もありますが
今後は長野で製造することになるようです。
長らくご愛顧いただきましたが
西和賀の水でつくった銀河高原ビールは
飲み納めとなります。
心残りのないよう、いまのうちにご賞味くださいませ!
2. どのフルーツがお好き?
西和賀にあまりフルーツのイメージはないかもしれません。
実際、フルーツを栽培している農家は少ないのですが、
山里には多様な木の実が生っています。
一つ一つの実は小さくて食べづらいのですが
個性的な味のする自然の恵みを
ぎゅっと煮詰めてジャムにしました。
お届けするのは、わらび粉の精製や観光わらび園など
野山の恵みを伝える「やまに農産」。
選べるジャムは全部で8種類!
全種類制覇できる〈オールスターズ〉と、
好みのものだけ3種類選べるセットをご用意しています。
木いちご(ラズベリー)は、オールスターズのみです。
《気になるジャムの素材をご紹介》
*カシス*
やまに農産イチオシ!
ボルドー色で野性味を感じる味わいです。
皮の渋みもしっかりしていて
甘いだけじゃありません。
*まるめろ*
カリンに似た甘い香りと少しざらっとした舌触り。
カリンと同じように、のどや咳にも良いそうです。
これからの季節にぴったりですね。
生姜と一緒にドリンクに混ぜても体があたたまりそうです。
*さるなし*
キウイの原種で、タネのつぶつぶ食感が楽しい。
りんごを混ぜているので、酸味が柔らかく食べやすい仕上がりです。
隠れファン多数。
3種類のさるなしを混ぜてつくっています!
*いちじく*
さらっとしたジャムながらコクがあり、
生のいちじくとは一味違った印象です。
ほろ苦いチョコレートやチーズとも
相性が良さそうです。
*いちご*
王道だけど、やっぱり美味しい!
色は真っ赤ではないけれど、
いちごの素直な甘酸っぱさが生きています。
*木いちご*
ほっぺたがきゅっとなる
ラズベリーの酸味。
お肉料理やサラダなどにも合いそうです。
つぶつぶ食感も◎
*ハックルベリー*
ベリーの仲間ではありませんが
鮮やかな紫が美しいジャム。
ハックルベリーはジャムによって
かなり味が違いますが
やまに農産のはぷりっとした
果肉が美味しくて、おすすめです!
*ブルーベリー*
ぎゅっと濃厚な味わいの中に
生のブルーベリーの面影がのこるのは
火入れの加減なのでしょうか。
お菓子に混ぜてもいいですね!
3. ご寄附の使い道
いつも西和賀町を応援していただきありがとうございます。
ふるさと納税で集めた寄附の使い道についてご報告いたします。
今回は、水田営農活性化対策推進事業(農業振興課担当)。
農業振興課課長の高橋直幸さんにお話を伺いました。
●先人が開墾した「田んぼ」を活かすための『転作』
みなさんは「お米」をどのくらい食べていますか?
お米が主食であった日本。
戦後はいわゆる食の欧米化と呼ばれますが、
様々な食文化が入ってきたことにより、
お米が食べられる機会は減ってきました。
米食のニーズが減る中、
農家の高齢化や後継者不足も重なって
田んぼが耕作放棄地になることが増えました。
一旦、耕作放棄地になり放置されると
農地として復活することが難しい上、
これまで田んぼが育んできた里山の自然環境が崩れることにつながります。
食が、環境まで影響するのですね。
開拓され、代々受け継がれてきた田んぼ。
それを活用するために始まったのが、『転作』です。
西和賀町では、そば・大豆をはじめ、
りんどう(花卉)、西わらび、いちごなどへの転作に取り組んでいます。
地域ごとの水田活用は、2017年に減反政策が廃止され、
政府も転作を推奨される中で、今後も重要性が高まる取り組みです。
●『水田営農活性化対策推進事業』とは?
田んぼを活用し、米以外の作物を栽培する
集落営農組合や個人生産者へ、経費助成を行うことです。
この事業では、西和賀町の主力作物である
「りんどう」「ゆり」「西わらび」、「いちご」を
生産する生産者を支援しています。
●寄附をこのように使わせていただきました!
転作した生産者への助成金として、
みなさまからいただいた『活力ある産業創造のための事業』への
寄附金の一部を使用させていただきました。
事業を通して助成を受けた若手りんどう農家で、
2019年度岩手県より「明日を拓く担い手賞」を受賞された方もいらっしゃいます。
ご寄附いただき、ありがとうございました。
(西わらび。とろっとやわらかな食感は豪雪地帯が育む味覚)
4. にしわが時間
四季の移ろいや町中の変化、自然とともに生きる暮らしの時間感覚など、西和賀の「ひととき」を切り取ってご紹介するコーナーです。
積雪が本格化する前の12月、
錦秋湖には氷紋という現象がみられる日があります。
風や波、水の動きによって刻々と変化するこの模様は、
30分もすれば形を変えてしまいます。
まるで宇宙人の落書きのように
時には動物に見えたり、ヒョウ柄に見えたり…
天然の芸術作品です。
今年はまだ雪が少ないですが、湖の水量が多いため
例年とは違った氷紋が見られるのではないか?
と期待しています。
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